「フォーマットが異なる動画(素材)を1枚のDVDにまとめてほしい」
という依頼を受けたので、久しぶりに動画のエンコードやオーサリングソフトについて調べた。
今回の作業要件は無料でできる範囲で良かったので、DVDStylerを使って作成した。
今回の動画(素材)は家庭用ビデオカメラで撮影されたものだったけど、組み合わせが以下のものだった。
- DVDに書き込まれている動画(DVD Decrypterで範囲指定されたVOBファイルを作成)
- mtsからmp4に変換された動画(DVDサイズに縮小されたもの)
前者はMPEG2、後者はMP4(MPEG-4 AVC)と規格が異なるので、再エンコードの面倒も見てくれるオーサリングソフトが必要だった。今更変換の変換に次ぐ変換作業なんてやってられん!
というわけで、検索して得られたソフトは以下の2点。両ソフトともにVOBファイルからの再エンコード不要でそのまま使えるという点でかなり都合がよかった。
まずはDVDStylerから。フリーソフトウェアのようで、たまーに寄付を要求する画面が表示されるらしい。
良かった点:
- 操作が簡単。
- 素材となるファイル形式が豊富。
- メニューが簡単に作れる。
ちょっと微妙な点:
- 読み込みした動画ファイルの時間範囲指定が出来ないようだ。やり方あるかもしれないけど、それを見つけることが出来なかった。
- 文字列埋め込みのフォント初期値が日本語のものではないので、プロパティから日本語フォントかつ「文字セット」も日本語にする必要がある。
相当にアレな点:
- インストーラーにスポンサードとしてhao123のインストールを推進してくること。チェック外せば良いだけなのだが、これがあるせいでGoogle Chromeの不正防止機能が働いてダウンロードされたファイルがキャッシュのままになってしまう。
次はWondershare 動画編集プロ。
良かった点:
- 素材となるファイル形式が豊富。
- 読み込みした動画ファイルの時間範囲指定が出来る。
- 特殊効果やシーン切り替えのエフェクト(トランジション)ができる。
- オーディオや別画面動画(PIP)に対応してる。これだけ機能豊富なら結婚式余興ムービーの編集ソフトとして使えそう。
- この手のソフトにしては安い部類に入るかも。6000円?
惜しかった点:
- お試し時でDVD作成したとき、超でっかい透かし文字が入るので、ライセンス未購入では本当に機能お試し用でしか使えない。
- ググったらWondershareを「ステマソフト」と言及し、ほかのソフトを勧める業者がいる。
今回はDVDStylerでサクッと終わらせることが出来て良かったけど、aviutil等を駆使しようとして挫折したころに比べたらとても簡単になりましたな。(^-^;;